血行促進効果で冷え性の改善が期待できるヒハツは、冷え性に悩む人たちの間で注目を集めています。1日の目安摂取量が1gと少ないため、毎日の料理や飲み物に手軽に取り入れられる点も、長く続けやすいポイントです。とはいえ、「ヒハツってどんな料理に使えばいいの？」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

本記事では、知って得するヒハツの使い方や、ヒハツを使ったレシピをご紹介します。

ヒハツを使って料理をアレンジしよう！

ヒハツとは、コショウ科コショウ属のつる性植物です。東南アジアが原産で、コショウと同じ辛み成分の「ピペリン」を豊富に含んでおり、スパイスや漢方、生薬としても使われてきました。姿や形はコショウと似ていますが、香りはコショウとは異なり、ほのかな甘さと爽やかさが感じられる香りです。

風味にクセがなく扱いやすいヒハツですが、いざアレンジに使おうとすると「何に使えばいいの？」と悩んでしまうでしょう。

はじめにヒハツの効果や摂取量について説明し、次にヒハツを使った料理のアレンジ方法を料理の種類ごとに紹介します。

ヒハツの効果と最適な摂取量について

ヒハツには血管拡張作用があり、体を温める効果が注目されています。「ピペリン」と「TIe2」という2つの成分が血流の改善やゴースト血管化の予防効果をもたらしてくれるため、冷え性の予防・改善効果が期待できます。

また、代謝促進によるダイエット効果や、抗酸化作用によるクリーンな血管の生成、肝臓の保護など、健康に嬉しいさまざまな効果があります。

ただし、体に良いからといって、摂りすぎるのは望ましくありません。1日の理想的な摂取量は小さじ半分（1g）程度だと言われています。コショウに比べると刺激は控えめですが、無理のない範囲で日々の生活に取り入れましょう。

ヒハツの「飲み物」レシピ2選

ヒハツを飲み物に加える場合は、コーヒーや紅茶に入れるレシピが考えられます。毎日コーヒーや紅茶を飲む習慣がある人には、手軽な方法としておすすめです。

コーヒーに入れる

ティースプーン1杯程度のヒハツの粉末をコーヒーに加えて飲むと、ほのかにピリっとした刺激が感じられます。

ストレートで飲むのが苦手という人は、お砂糖やミルクを加えるとまろやかな味わいで楽しめます。

やや刺激が加わりますが、香りや味にはそれほど大きな変化はないため、初めての人でも比較的取り入れやすい方法です。

紅茶に入れる

ヒハツを紅茶に入れて楽しむ方法もあります。ティースプーン1杯程度のヒハツをカップに入れると、簡単に1日の摂取量を満たせるので、コーヒーと並んでおすすめの方法の1つ です。

ストレートではなく、ミルクティーにしてヒハツを加えるのもおすすめです。お好みの茶葉やティーバッグを利用して、手軽にヒハツを取り入れましょう。

ヒハツの「前菜」レシピ2選

前菜に加えるなら、アジアンサラダや中華サラダがおすすめです。ピリッとした辛み成分がサラダにアクセントを加えてくれるので、自然な形でヒハツを摂取できます。

アジアンサラダに入れる

お好みの野菜を使ったアジアンサラダとヒハツは相性が良く、元々ヒハツがスパイスとしても使われることから、手軽に取り入れられる方法の1つです。

タイ風やベトナム風など、東南アジア諸国のさまざまなサラダに1gほどのヒハツを加えて、アクセントを楽しんでみてはいかがでしょうか。

参考：バジルと鶏胸肉のアジアンサラダ｜Atelier Platine

中華サラダに加える

中華サラダも、ヒハツと相性がいいです。中華ドレッシングや塩、マヨネーズなどと一緒にヒハツを少々加えて和えると、辛み成分がほのかに感じられます。

参考：セロリと菊芋の中華サラダ｜cookpad

ヒハツの「肉料理」レシピ3選

肉料理にヒハツを使うなら、唐揚げやハンバーグ、肉野菜炒めなどのレシピが考えられます。実際に、アジア地域では多くの肉料理にヒハツが使われています。

唐揚げに入れる

唐揚げの下味をつける際に、調味料と一緒にヒハツを入れる方法です。

調味料と合わせて良く揉み込むことで、揚げたときにヒハツのピリッとした辛み成分が引き立ちます。 下味として利用するのではなく、完成した唐揚げにスパイスとしてかけて食べるのもおすすめです。

参考：ヒハツ唐揚げ｜Ameba

ハンバーグに入れる

ハンバーグのタネを作るときに、コショウの代わりにヒハツを使う方法もあります。

コショウとは異なる風味のヒハツを入れることで、いつもとはテイストの異なるハンバーグを楽しめます。 「定番のハンバーグとは少し違う味を楽しみたい」という方には、ぜひ試していただきたいレシピです。

参考：ヒハツ入りハンバーグ｜Rakutenレシピ

肉野菜炒めに入れる

肉野菜炒めを作るときに、調味料として投入するレシピです。

塩コショウの代わりにヒハツを入れると、また少し違った味わいになります。 東南アジアらしいエスニックな味わいが楽しめるので、ハンバーグと同様に、定番とは違った味わいを楽しみたい方におすすめです。

参考：豚こま肉とキャベツのスパイス炒め｜Ameba

ヒハツの「調味料」レシピ

ヒハツを料理の際に入れるのではなく、調味料の一部として活用する方法もあります。餃子のたれに使用すると、お酢と醤油だけのシンプルなたれに比べて華やかさが香るので、ぜひ試してみてください。

餃子のたれに活用する

酢・醤油・ラー油のシンプルな組み合わせに、少量のヒハツを加えます。

ラー油が不要な方は、お酢と醤油のみのたれにヒハツを加える形など、お好みのスタイルを探してみましょう。ヒハツを加えることで、たれの香りがパッと華やかさに引き立ちます。

人によっては、お酢とヒハツだけを混ぜ合わせて餃子と一緒に食べるのが好きという方もいるようです。

参考：ヒハツ入り餃子のたれ｜cookpad

まとめ

1日の目安摂取量がわずか1gのヒハツは、飲み物や料理など、さまざまな場面で手軽に取り入れられます。冷え性の改善やダイエット効果も期待できるので、コーヒーや紅茶、前菜、肉料理など、お好みの場面で取り入れてみましょう。

ヒハツは料理の際に調味料として使うだけでなく、唐揚げのスパイスや餃子のたれなど、直接かける形でも楽しめます。さまざまなレシピを試して、ぜひ自分だけのヒハツのレシピを見つけてみてください。

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